3つの終着駅を巡る旅―工業地帯の寂しきローカル線、鶴見線に乗る(前半)
DA 55-300mm PLMを購入してからというものの、すっかり撮り鉄にハマってしまいました。その飽くなき鉄道欲は収まる気配がありません。編成写真を撮るだけでは面白味に欠ける、そう考えた私はかつて熱中していた「終着駅」に目を向けました。
東京圏内でも「終着駅」を感じさせるところはどこでしょうか?池袋駅の東武線・西武線や上野駅の常磐線・京成線など、東京には終着駅をいくつも持つ巨大ターミナル駅があります。しかしそこには終着駅がはらんでいるはずの「さびしさ」を微塵も含んでいません。
そこで今回見つけたのが、神奈川県鶴見駅から京浜工業地帯に伸びる鶴見線でした。海芝浦・大川・扇町の3駅をもつこの路線は、本数の少ない都会のローカル線として割合有名です。己の終着駅への執着心に身を任せ、DA16-85mmとDA55-300mmを準備して乗り込みました。
続きを読む「宿決めの流儀」自分流・鉄道旅行のノウハウ②
旅には欠かせないであろう宿泊地。よくTVでは豪華な料理と風情豊かな景色の見える部屋が連日のように紹介されているものと思います。私もTVをぼんやり眺めては「いいなぁ…!」と涎を垂らしながら(?)見ています。
が、鉄ちゃんのこだわり貧乏鉄道旅とは無縁。鉄道旅では豪華な料理も景色も宿では求めません。なぜなら、豪華な料理は駅弁やたまたま寄った店で満喫し、豊かな景色はローカル線の車窓から望むことができるからです。
また貴重な一日を始発から終電近くまで目いっぱい使うため、宿で過ごす時間が短いのも大きな要因です。雨風をしのげればそれでいいのです。そこではいかに安く、かつゆっくり休めるかがポイントになります。
ただし両者の関係はトレート・オフにあるものです。安すぎるとまともに休めず、かといって毎回高い場所だと費用が嵩みます。その落としどころをどうつけるか、自分のお財布と体力と相談しながら決めましょう。
今回はビジネスホテルからマンガ喫茶まで、4+1種類紹介しています。なお寝台特急や長距離夜行バスは今回は扱っていません。
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