ペンタックスとラジオと生活と

PENTAX K-S2を振り回す休日記

FA43Limited で楽しむ上野・神田散歩

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明けましておめでとうございます。 年末年始は一人の時間が中々持てなかっただけに散歩に行く機会に恵まれませんでしたが、今日ようやく散歩できる時間が取れたので、早速FA43Limitedをリコーイメージングスクエア新宿からレンタルしてブラブラしてきました。

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フードも思ったよりコンパクトでかっこよく、Limitedレンズならではのアルミ削り出しボディが所有感をくすぐってくれます。おまけに手触りがヒンヤリスベスベ気持ちいい!

 

何か適当に撮ってみましょう。

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 駅設置の器具ひとつでも臨場感あふれる描写をしてくれます。見る限りクリアでDA40mmのようなくすんだ感じもなし。これは期待できそう。

 アメ横ブラブラ

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山手線でぐるぐる回って やってきたのは上野。予定としては上野のアメ横をブラブラしながら湯島天神神田明神を拝んで、神保町で目当ての物を買い物する感じになっています。しかし今日は3連休のラストということもありアメ横は人でごった返しています。

 

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 買い物客の邪魔にならないように気を使いながらシャッターを切っていきます。こういう時に軽く取り回しのしやすい単焦点が活躍してくれます。

 

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 ドサリと売られている酢だこ。気持ちわるぅ~!

 

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 スッと脇道にそれるとディープな雰囲気が漂い出します。FA43mmはこういう暗い場所が得意な気がします。

 

激混みだった湯島天満宮神田明神

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 この写真だけDA16-85mmを使用。今日は成人式ということで神社や仏寺は混むだろうと覚悟はしていましたが、受験生で想像以上に混んでいました。この参拝客の行列は200mほど続いており参拝を断念しています。

 

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 大量のおみくじが結ばれています。仮に凶でも確率的にはかなり低い以上、引きが強いと考えればそれでいい。案ずるな受験生、なんとかなる!

 

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 出店たこ焼き。この構図は以前 DA★55mmで浅草散歩したときにタコ焼きを撮ったものを参考にしています。条件は色々と異なりますが、FA43LimitedとDA★55mmを比較する時に役立ちそうです。

 

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 湯島天満宮の鳥居の足元。つやつや感が美しいです。

 

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 お次は神田明神裏参道からこんにちは。正面からでなくても特に問題ないはず。しかしココ、結構ジメジメしています。そういう時にFA43が活躍。FA43は暗い場所やウェットな場所が好きらしいです。

 

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 今度こそ参拝と思ったら...うわー!ここも激混みです。初詣客だと思いますが、9日になってもこの混みようは驚きです。参拝はまたも断念。今日はどこもかしこも混んでいた...。

 

湯島聖堂御茶ノ水を抜けて神保町へ

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 激混みの神田明神を足早に抜けた後は湯島聖堂へ避難。石畳が濡れて綺麗だったので撮ってみると絵になる写真になりました。これがFA43Limitedの力か!

 

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 湯島聖堂は一転して閑散として落ち着いています。混雑で疲弊した心を癒しつつ初詣を済ませました。

 

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 帰り際のちょっとした写真も絵になります。「写真撮るならDA、作品撮るならFA」とは言ったものですが、なるほど確かに。

 

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 聖橋から中央線と総武緩行線を眺めてみます。43mmという焦点距離は結構難しいのですが、風景となればいい感じに切り取れます。

 

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 丸ノ内線も登場。レールやバラストの解像度が結構良いです。Limitedレンズは解像度重視というより...という固定概念を打破してくれます。

 

本の街として有名な神保町へ。お目当ての物が売っているといいのですが...

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 残念ながらお目当ての物が置いてある書店があいにく休業日でした。残念!とりあえず神保町をブラブラしてみました。中にはこんな感じに外でポンと晒されながら売られているものもあります。そういえば戯曲・シナリオ専門書店があったけど誰に需要があるんだろう?役者の卵とか?

 

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 隣の店がレトロ溢れる情緒を醸していました。個人の感想ですが、FA43は露出補正を行わないままだとオーバー気味になるので、1段ほどアンダー側に補正すると幸せになれると思います。多分。

 

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 最後はお決まりのイルミネーション撮影。丸ボケが綺麗です。ただ開放で撮るとピント合わせが難しいです。この写真、ちゃんと合っているでしょうか?

 

まとめ―流石のFA43Limited

前回のDA40mmが上手くいかなかった一方、今回のFA43mmは期待通りの活躍をしてくれたと思います。如何せん違うのがそのクリアさで、これはFA43Limitedが圧勝します。抜群のヌケの良さ、十二分の解像力、そしてただならぬ雰囲気の描写力、今のところはプラシーボかもしれませんが、使い込めば使い込むほどきっと実感できるはずです。外観もオールドレンズを匂わす感じでかっこいいし。

ここでちょっとした比較を載せておきます。

F1.9(開放)

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F8.0

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開放はふんわり柔らかく、絞ればシャープ。 個人的には開放の方を気に入っています。いままで「良いレンズ=シャープなレンズ」と捉えており、その判断基準でDA★55mmを高評価に、DA40Limitedを下げていたのですが、開放のふんわり感を見てすっかり惚れこんでしまったわけです。開放では優しく柔らかな描写から立体感を表現する、これはFALimitedの特権なのでしょう。そしてこの写真を観ることで、私自身のシャープ至上主義は再考されなければならないと考えるようになりました。

FA43mmLimitedはFALimited三姉妹のなかでは地味と受け取られがちですが、決してそんなことは無いと思います。1997年に発売されて以来ディスコンになることなく20年間もの間製造されていることを考えれば、FA43がいかに銘玉であるかは火を見るより明らかです。

で、なぜこんなに長たらしくFA43Limitedを称賛しているかというと、それは近い将来FA43を手に入れるときに多額の出費を正当化するためです(笑) 現実で初彼女をつくるよりはるか先に、必ずFALimited三姉妹の長女を我が所帯に迎えたいと思います。