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ペンタックスとラジオと生活と

PENTAX K-S2を振り回す休日記

新宿御苑の花々でFA43mm Limitedをデビューさせる

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 前回の記事でFA43mm購入を報告したわけですが、せっかくの銘玉を防湿ボックスで大事にしてばかりでも意味がないので、どんど晴れだった土曜の休日を生かしてシェイクダウンをすることにしました。

今回持ち出したのは愛機K-S2に主役のFA43mm Limited、それに広角担当でメインウェポンことDA16-85の2本。絶好のカメラ日和の中、果たしてFA43mmは実力を発揮することができるでしょうか?

新宿御苑に春の息吹

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 シェイクダウンの舞台にしたのは新宿御苑。定期的にカメラの腕を試すお馴染みの場所です。前回行ったのは紅葉が見ごろだった11月。何だかんだで3か月近く間が空いてしまいました。春にはまだ早いし花は温室以外全然かなと思って期待せずに出かけてみたのですが...

 

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 良い意味で期待を裏切られました。2月となれば梅が咲き始めるころらしく、このようにポッポッと花開いていきます。中にはほとんど満開状態の木も。そちらは後で紹介します。

この写真ではあまりしてこなかった前ボケを試してみました。後ボケは適当に被写体に近づいて適当に絞りを開ければなんでもそれっぽい写真が撮れてしまうわけですが、前ボケは無理やり入れようとするとわざとっぽくなってしまうから難しい。こちらは割と様になっているのをチョイス。つぼみの立体感が綺麗ですね。さすがFA43mm。

 

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 梅もう一枚。花に関しては全く知識ゼロなので桜なのか梅なのか区別つかなくなりますね。快晴はカメラ日和とは言いますが、太陽光線が強すぎて露出オーバー気味になりがちです。撮った直後のライブビューでは「いけたか?」と思える写真も、家のPCで見れば白飛びで使い物にならないことが多々ありました。

 

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 F1.9の明るさを生かし、絞りを大幅に開けて奥行き感を出してみました(たぶん)。すぐ絞りを開けるのは何たらの一つ覚えのようで良くないのかもしれないですが、まあ自己満足の世界なので好きなようにやってます。

 

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 ぐっとシャドウを下げて背景を黒潰し。実はRAWではなくJPEGをいじってます。RAWだとファイルサイズが大きくなってPCの容量を圧迫してしまうし、仮にRAWで撮っても編集ソフトが付属の悪評高い(?)DCU5でレタッチしないといけないので面倒くさいんです。まあいつかは、RAWで。

 

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 またまた梅。もう満開でした。そして絞り開放。焦点部分が滲んでいる気がします。あんまり開放ばかりで撮るとパープルフリンジ全開になってしまうのでほどほどにしておきます。

右側の青空にゴミっぽいのがくっついているように見えますが、どうやら散りゆく花びらのようです。

 

温室ではどうか?

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 いよいよ今回のメインディッシュである温室に到着。メインウェポンの16mm広角スタートが活きてきます。もっと広角となるとDA12-24mmかSigmaの8-16mmか...その話はずっと後にしましょう。

 

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 DA16-85mmで花を撮るとこんなにシャープに写ります。もうキレキレですよね。確かにこれで十分な気がしますが、しなやかさとは無縁の写り。そのしなやかさを表現してくれるレンズこそFA43mmかと。

 

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 メインウェポンはクォーターマクロとしても使えるのでここまで写せます。キリキリ具合は流石の一言。FA43mmはあまり寄れないレンズなのでDA16-85mmも優秀です。

 

ここからFA43mmのターン。果たして結果は?

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 ふわふわで繊細を極めた上品な写り。この記事のトップ画にするほど気に入ってます。これは多分DAでは不可能な域でしょう。線はシャープネスのかかっていない細い線。細すぎて不安に感じられるほどです。FA Limitedが愛される理由がほんの少し分かった気がします。

 

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 肉厚な花弁も肉厚過ぎず、忠実に写し出す。ボケも良い感じですしやはり銘玉。

 

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 青バナナの立体感もじっかり表現してくれます。レビューにある「立体感」とはどういう意味だろうとは思っていましたが、この絶妙になだらかにボケていく感じがそれに当たるのかもしれません。

 

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 こちらも結構気に入ってます。おやっと思ったシーンを何気なく写すだけで絵にしてしまう、そんな「不思議なレンズ」だと思います。色乗りはこってり目で豊かな表現力。畏れ入りました!

 

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 絞ればシャープ。

 

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 こちらはデジタルフィルターの「トイカメラ」で撮ってみました。普段はあまり使わないのですがデジタルフィルターが豊富なのもPENTAXのいいところ。スパイス程度に使うと効果的です。

 

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 シダの葉もこの通り。どこまでも繊細です。

 

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 温室内の小さな池を銀残し。こういう画を撮るとなんとなく「いい感じに行けた!」としめしめ感じてしまいます。技法やら知識やら何やらは置いといて、それっぽい画が撮れるたびに嬉しくなれます。

 

残り時間で庭園をウロウロ散歩

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 温室内は暑く喉が渇いたのでここの東屋で休憩。この写真では水平になるよう心掛けたのですがどうしても斜めになってしまいます。K-S2には電子標準器がついているものの精度は正直高くないんですよね…すこし傾けても水平扱いのままだし。自動水平機能も常にONしてますが効果を実感したことは少ないです。

 

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 何気なく撮っても何故か絵になるんですよね...以前FA31mmをレンタルしたときは大変苦労したのにFA43mmは割と簡単に扱えます。価格もFA Limited三姉妹の中で一番安いですし、初心者はこのレンズで腕を磨くのが一番かも。

 

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 地面のコケが陽に照らされていたので撮ってみる。すると絵になる。DAだと多分絵にはならず見たまんまが忠実に写真になるだけになると思います。さすがFA43mm。

 

最後は梅の木で締めくくる

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 梅はすっかり満開で多くのカメラ趣味者でにぎわってました。CanonNikonユーザーが圧倒的多数を占める中、この日はK-1+DFA150-450mm、K-3+DA★55mm、K-3+DA55-300 PLMなど中級者~上級者のPENTAXIANを見かけました。こちらもK-S2+FA43mmで負けてません。よーし、撮るぞ!

 

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 梅と桜の区別がつかないですね。この写真は確かリバーサルフィルムで撮ったと思います。こってり色乗りのFA43mmとリバーサルフィルムはよく似合いますね。

 

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 広角側はメインウェポンにおまかせ!あれこれ被写体を取り込みたい欲張り屋さんなので広角は結構好きです。

 

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 最後はこの一枚。FA43mmの繊細さと上品さを十分に堪能した一日でした。

FA43mmはコンパクトで目立ち過ぎず、今後のお散歩レンズとして活躍してもらう予定です。もちろんメインウェポンも大活躍。我が家のレンズラインアップも少しずつ充実してきました。

FA43mmありがとう、ということでここでおしまい。