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ペンタックスとラジオと生活と

PENTAX K-S2を振り回す休日記

写真でたどる四国鉄道旅行記 第三日目「土讃線の秘境駅たち」(2016 9/2)

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 前回の「愛媛県の下灘駅道後温泉」の続きになります。

この日でいよいよ旅行も折り返し。昨夜はネットカフェの劣悪な環境の中で過ごす羽目になりピンチ。果たして過酷な秘境駅巡りを達成できるでしょうか?

 「おはようございません!」

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 クーラーの効き過ぎたネットカフェの中、寒さと乾燥に耐えながら薄いタオルケットでなんとか寝ていました。起きたのは5時半。寝坊せずに済みました。というよりあんな環境で寝過ごすはずがありません。

起きたときに小さく一言、「おはようございません!」

 

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 寝不足ながら妙に目が覚めた状態で列車に乗り込みます。宇多津駅を琴平方面へ出発したのが6時ちょうど。この日も快晴で良い旅間違いなしです。

 

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 途中の車窓から明日の目標で四国最高の秘境駅坪尻駅」が見えました。普通列車も通過する場合があるこの駅はとりあえず取っておいて先を急ぎます。

 

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 阿波池田駅に着き、ここで兵糧調達と予定確認・変更を行っておきます。一度決めた行程も気分と状況次第でフレキシブルに変えていくのがクレバーな鉄道旅行。

 

7kmの大歩危小歩危ウォーキング

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 小歩危に着いたのは9時51分。なかなか難読な駅名ですが「こぼけ」と読みます。対する大歩危は「おおぼけ」。「歩くに危ない」と書いて歩危とは、これからウォーキングする身にとっては先が思いやられます。

 

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 振りさけて見ればこの大自然!この日は遠景にもや+強力な日光によるフレアで白みがかって見えました。この気持ちいい中をのんびり歩けるのですから、やはり旅は良いものですね。

 

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 小歩危駅のすぐそばにある吊り橋から。吉野川がおりなす壮大な景色がそこにはありました。「これを見ずに人生を考えられるか?」と、ふと思わされるほどです。

この時は見事な快晴だったものの、もやが結構激しく写真面では苦労しました。あと強力な太陽光線によるフレア。DA18-50にはフードが無かったのでフレアカットについては厳しいものとなりました。

 

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 特急南風が線路のジョイント音と共にやってきました。アンパンマン列車だ!と思って激写したはずなのですが、被写体ブレ+フレアで散々な結果に...このころはどういうことか1/100程度に固定したシャッター優先モードで撮っており、それが仇となってしまいました。...なんで絞り優先にしなかったんだろう?

 

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 国道沿いに7~8kmウォーキングを楽しむわけですが、途中トンネルがある個所は入口傍の迂回路を伝っていきます。しかし寝不足と猛暑でクタクタです。妙に楽しい気分なのは頭がどうにかなってしまっているからだと思います。

 

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 そんな体でも清々しい景色を見ればまだ頑張れる、頑張ろうと思えてきます。

 

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 やっぱり疲れたのでドライブインで休憩。こちらは「阿波尾鶏(あわおどり)の唐揚げ」。熱い体に敢えて熱い唐揚げでスタミナ回復!ジューシーかつ歯応え十二分で旨かったです。

 

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 ...やはり冷たいものが恋しくてたまりません。ここは果肉入りの白桃ソフトでリフレッシュ。あとは目的地の大歩危駅までラストスパートをかけます。

 

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 大歩危駅に着いたのは12時半。唐揚げとソフトクリームのお蔭で途中斃れることなくこれました。あとは次の高知行き列車を待つのみです。

 

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 これは大歩危駅を最寄りとする祖谷渓(いやだに)の名所「かずら橋」をモチーフにしたオブジェクトらしいです。祖谷そばも有名らしいので再訪の価値ありかも。

 

架橋の秘境駅「土佐北川駅」

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 大歩危駅から普通列車に揺られて30分、寝不足と疲労で気分が悪くなっていました。列車内では中々寝られないまま2つ目の秘境駅、土佐北川駅に到着。なんとここは鉄橋上にホームがある珍しい構造を持ちます。他ではおそらく無い唯一の特徴を持った不思議な秘境駅です。

 

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 プラットホームはこんな感じ。

 

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 とりあえず出口へ向かって階段を下りるわけですが、如何せんジメジメとしていて雰囲気がよろしくありません。ただでさえ気分が悪いのにこれは...

 

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 今のところを右に行けば出口が、左に行けばこの待合室。いかにも不潔な感じです。虫よけが大量にぶら下がっているのもマイナスポイント。下には虫が...そう思うととても入れやしませんでした。

 

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 駅の全景はこんな感じ。あの橋に駅があるだなんてにわかには信じられません。元々は鉄橋の点検用だったものを無理やり駅にしたんだろうか...たぶん違うとは思いますが(笑)

 

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 なんだかんでいい気分ですね。あと補足。もし水分不足等でカラカラでも駅のそばには自販機とお食事処があるのでそこに逃げ込むのもアリです。

 

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 その後駅に戻り、待合室ではなくプラットホームで胡坐をかいて寝ることにしました。そこで途中轟音を立てながら特急南風が通過していきます。特急客はどんな表情で無人駅で胡坐をかく私を見ていたんでしょうか...?

そのうちに14時56分、高知行きの列車に乗り込んで次の目的地へ。これで最後!

 

鬱蒼とした「新改駅」

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 新改駅へはスイッチバックして進入していきます。他にスイッチバックを備える駅としては土讃線では「坪尻駅」がありますが、そちらは次の日へ持ち越し。

 

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 新改駅のプラットホーム。すっかり緑で覆われようとしてしまってます。線路も草ボーボー。これは廃駅なりかけの雰囲気かも。良い意味でマズイ感じです。

 

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 ほかの利用客は鉄道ファンの同業者ただ一人で地元住民は誰もいませんでした。まあ一人でも一緒にいればかなり心強いですし問題ないんですけどね。

 

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 たしか集落へは1kmほどくねくね坂を下りないとたどり着けなかったと思います。行きは坂を1km上るわけで…地元住民が徒歩で利用することはまずないかな。にしても街頭も道にはなさそうなので夜は物凄く怖そうです。この集落から孤立した感じが「秘境駅」と呼ばれるわけです。ファンとしてはタマラン!

 

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 駅の坂から少し下ると謎の産業廃棄物に遭遇。このそばには空き家が一軒。煙突が不気味ですね。後で駅ノートを見てみましたが結局何物かは一切不明。何かご存知の方はコメント欄でお知らせください。

 

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 この坂をずっと下っていきます。夜はチビってしまいそうになるほど怖そう。野生動物との遭遇もありうるかもしれませんし、夜は面白半分に訪問すべきでは無いのかもしれません。

 

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 下って20分、ようやく新改駅ユーザーのいそうな集落に到着。いや、厳密に言えば集落の入り口。これ以上行ってしまうと発車に間に合わなくなり、次の列車まで何時間も夜になるまで待たないといけません。引き返せ、急がないと!

 

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 死ぬ気で坂を上って残り5分でぎりぎり間に合いました。汗だくで駅ノートに殴り書きをした後すぐ列車に飛び乗り本日のミッション完了。寝不足やら疲労やらすっかり忘れるほど必死でした。

 

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 この日は阿波池田駅付近のビジネスホテルで早目のチェックイン。ああ靴を投げてしまっている...物凄い疲労で一切がどうでもよくなってしまったんでしょう、免じてくださいな。結局大幅な早寝で寝不足解消、明日に備えます。

 

第4日目へ続く。