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PENTAX K-S2を振り回す休日記

DA★60-250で新宿御苑の鳥撮りに挑戦

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 FA43mmという極上の単焦点を買ったばかりに関わらず、関心は早くも次のレンズに移ろうとしています。別に浮気するわけではないのですが、K-S2購入後ずっと望遠を担当していたDA L 50-200mmに少々限界を感じており、最新の55-300PLMか奮発してDA★60-250mmかあれこれ頭を悩ませていました。55-300mmPLMは以前試して好感触だったので今回はDA★60-250mmをレンタルしその実力を確かめてみようと思ったわけです(初心者が偉そうに...)

 レンズあれこれ

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K-S2につけるとご覧の通り、かなり本格的な風貌になります。三脚座は取り外し可能、カメラ側がズームリングで前玉側がフォーカスリングと、メインウェポンとは逆の位置になります。この手の大砲ズームには珍しく鏡筒が伸びますが問題なし。AFはSDMで速度に不満なし、スーッと動作しますが合焦直前はクククッという独自のAF音と振動。DCモーターに慣れている私にとってはちょっと不思議な感じです。

重さは1kgを超え、肩からぶら下げるとカメラが自然と下を向きます。今回初めて大砲ズームを使用したわけですが、DA16-85mmとは比べものにならないくらい重いです。肩からぶら下げても何とも思わないのですが、野鳥撮影時などレンズをずっとホールドする場合はかなり疲れてきます。人によっては練習必要。最重量級のDFA★70-200やDFA150-450は一体どうなることやら。

 

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 開放F値は全域でF4と信頼できます。ただ開放で撮るとピントが結構ふわふわ、場合によっては若干滲みます(手ぶれのせいかもしれませんが...)シャープな感じの方が個人的には好きなので今回は1~2段絞って撮影するケースが多かったです。

 

ガンガン鳥撮影

①カモ

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 テレ幅は250mmと結構ありますが、実際は200mmとほとんど変わらない印象です。鏡筒の伸びも200-250mmではほとんど変化しないのでそのためでしょうか?

こちらはカモ。かなりトリミングしてますがDA★60-250の高解像度のお蔭でなんとか様になっています。ゆうゆう泳いで気持ちよさそう。

 

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 水面が綺麗だったので急いで撮ったのですが何が何だかわからないカオスな写真になってしまいました。色鮮やかなのはオス、地味な色はメスでしょうか?さすがスターレンズ、色の表現力も見事です。

 

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 露出がどアンダーになりましたが良い感じなので載せておきます。

 

ヒヨドリ

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 急に飛来したものをバシャバシャ撮ったはずなのですが結局まともだったのはこの一枚のみ。AF-Cも完璧ではないのでよく動体を見失ってしまいます。それより大きいのは自分の腕。鈍づまりな性格なのでシャッターチャンスをよく逃します。脱初心者に向け修業が必要です。はぁ~。

 

メジロ

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 今回のトップ画はコレ!撮って出しそのままだと主役のメジロが小さく写ってしまうので要トリミング。技術力が試されます。外したり被写体ブレしたりは依然と多いですが、バシッと当たった時は感動ものです。

 

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 超トリミングしてます。Flickrで拡大するとアラが出てくるので覗かないでくださいな...(笑) ブログにアップする分なら問題なくキレキレのはず。

 

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 結論。DA★60-250mmは自分には勿体ない!

3時間程度の撮影では何とも言い難いのですが、あの重たい望遠大砲ズームを扱いこなせるとはとても言えません。取り扱いには苦労しましたしまともな画は撮れないしで散々でした。やはり自分の腕が未熟。筋肉的な意味でも写真的な意味でも。

それと絞って撮影することが多かったのでF4通しの利点を全然使えなかったのも一因でしょう。リコー社員の方によると絞って使うなら既存の55-300mmと劇的には変わらないそうで、性能差は逆光時のフレアやゴーストの出やすいシビアな環境で出てくるとのことでした。つまりDA★60-250mmの良さを上手く発揮できてなかったわけです。ただ自分がそこまでの過酷な環境で撮影するかと言うと、ウーン…な状況です。ちょっと自分には勿体ないレンズです。

AFが静かで速く小型軽量で開放が暗くても構わない望遠レンズ、といえば選択肢はアレしかないですね。購入の目途は一切立ってませんが、しばらくしたらきっと我が家にやって来ることでしょう。

 

最後は100円回転ずしで反省会。

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 浮気してごめんなさい、ということでFA43mm。

やはり素晴らしいレンズです。浮気せずずっと大切にしていきたいと思います。