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PENTAX K-S2を振り回す休日記

浜離宮恩賜庭園のなのはな畑

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 ご無沙汰しておりました。3月に入り、全く愛機のシャッターを切れない日々が続いていました。しかしせっかくの春のシャッターチャンスを逃すわけにはいかない、ということで菜の花が見頃の浜離宮恩賜庭園に愛機を連れていくことにしました。

レンズもほぼ総動員。広角・マクロ役のDA16-85mm、ブツ撮りのFA43mm Limited、望遠役のDA L 50-200mm、主力を全員連れていき、万全の体制で臨みました。

 「いちめんのなのはな」に大苦戦

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 改めて、今日訪れたのは浜離宮恩賜庭園です。前回訪れたのは一昨年の紅葉スタンプラリー以来。実に1年半ぶり、時の過ぎ去るのは早いものです。前回は10月ごろで花が咲くには遅く、紅葉にはまだ早い時期だったと記憶しています。

ここで春の息吹を感じるのは初めて。気温は17度ほどとそれなりにポカポカ。この春の生ぬるい感じはいつでも新鮮です。

 

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 この日は菜の花が丁度見ごろでした。2月から咲いていると聞いて、もう散りかけかな?と危惧していたのですが見事な満開です。右背景には電通ビルが見えますね。いずれにせよ自分には無縁な場所かな...?

ただカメラにとってはこの一面の菜の花の真っ黄色はホワイトバランス的に厳しいです。久しぶりの撮影ということで露出さえよく分からなくなっているのに、色飽和を起こしやすい環境なので気を抜くとあっという間に色潰れを起こします。かといってナチュラルに設定すると色が抜けて鮮やかさが消えますし。うーん、難しいです。

 

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 FA43mmをつけて撮影しましたが、比較的AF迷いが増えてしまったような気がします。薄いピント面にも気を使わないといけません。それでも下手な腕をある程度カバーしてくれるのがFA43mmの力!といっても自分の写真が上手いのか下手なのかはよく分からないですけど...

 

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 菜の花の独特のにおいにつられたのか、辺りは何匹ものミツバチが群がっていました。接写しても刺さないので、虫嫌いな自分にも安心です。メインウェポンは風景にもマクロにも使えて便利です。以前望遠マクロを試用したことはありますが、ピント面が薄くブレでピントがいつまでも合わない、ということがあったので、当分はメインウェポンで代用したいと思います。

 

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 今回は初めてRAW加工しています。使用したのはWindows8.1にデフォルトでついてくる(であろう)Corel PaintShop Pro X5。PENTAXに付属でついてくるDigital Camera Utility 5は重すぎて使い物にならないのでこっちを使ってます。

今回は露出アンダーな写真が多かったので明るさをプラスして修正しています。あと好きなのがシャドウのマイナス補正。引き締まった画像が何だかんだで好きなんです...今後はほどほどにします。

 

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 主役も黄色、背景も黄色でメリハリのない画が撮れてしまう場合が多かったです。これもそうで、今日苦戦したポイントのひとつです。

 

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 妙にボケボケだな、と思ったら広角開放にしているではありませんか。せっかく良さげかなと思っても基本でミス。色具合はRAW加工で何とかごまかせても、ピントズレや被写界深度の甘さはどうしようもありません。うーん、次回から気をつけよう。

 

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 ここで予想外の天候。天気予報では一日中晴れのはずが、午後3時半ごろから曇り出したではありませんか。そうなるとコントラストが下がり、のっぺりとした画になりがち。

 

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 RAWで超無理やりにシャープネス加工を施しました。前面の菜の花が色飽和の中存在感を無くしていたので何とかしようとしたらこうなりました。RAW加工の腕もまだまだこれから。数少ない撮影機会のなか頑張ろうと思います。

 

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 地面に目を向ければ菜の花だけではありません。この記事で唯一黄色じゃない写真。お隣の方が「実家の田舎に咲いてる~」と懐かしそうに呟いておられました。色飽和との戦いのなかで癒されます。

 

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 曇りが強くなりコントラストが出なくなったので、2時間ほどで撤収。

久しぶりの撮影ということもあり、腕がすっかり鈍ってしまいました。JPEGだと露出アンダーが多く、ほとんどがボツカットとなりましたが、RAW加工のお蔭で形にはなったかな?というのが感想です。

これからは面倒くさがらずにRAW+JPEGで撮影しようと思います。次に散歩できるのはいつになるかは分かりませんが、また機会をうかがって愛機K-S2を持ち出してあげようと思います。