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ペンタックスとラジオと生活と

PENTAX K-S2を振り回す休日記

【2017年冬の鉄道旅行記】 第二日目「大沢駅・立石寺・仙台青葉城で南東北一周」

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 前回からの続きになります。

福島で一泊後、奥羽本線仙山線経由で仙台まで南東北をぐるり。降り積もる雪での厳しい環境下で、DA16-85mmの真価が発揮された一日でした。

 奥羽本線秘境駅大沢駅

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 この駅に訪れたのは2016年3月以来。おおよそ1年ぶりの訪問です。前回は雪がすっかり引いていたのですが、この旅では大雪シーズンの真っただ中。特に福島―米沢間の峠越えセクションはこの日も豪雪でした。

 

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 大沢駅はこのとおり、スノーシェッドにある特殊な秘境駅になります。福島―米沢間では他に峠・板谷などが該当します。来訪も決して楽なわけではありません。一日6本程度しか停車せず、米沢方面への9時近くの列車に乗り遅れると、次が13時半となってしまい、脱出が困難になります。

 

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 このトタン壁、結構ガタガタ言って怖いんですよね。誰もいる筈がないのに、「誰かいるのか?」と不安にさせられます。

 

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 かつて大沢駅にはスイッチバック機構がありました。峠・板谷等も同様です。山形新幹線開業の際に解消されてしまったのですが、その遺構はいずれも現存しています。

この日は豪雪により、入り口がすっかり塞がってしまっています。雪をどけようにも、1mを超す積雪ではどうしようもありません。ということで断念。

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参考までに、前回行った時の写真。旧ホームまで到達可能です。ついでに峠駅では旧シェッドのトンネル内部まで行けます。

 

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 外は吹雪一歩手前だったのですぐ引き返し、残り時間を構内で過ごします。残念ながら駅ノートはありませんでした。

にしてもすごい雪...ここまで強いと列車が来るのか、もしや運休してここに取り残されるのではないか、心配です。

 

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 おっ、来ました!これで孤立せずに済みそう。ここから米沢―山形経由で仙山線で次の目的地に向かいます。

 

立石寺(山寺)

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 立石寺に着いた頃には雪はほとんど止んでいました。ここから登って頂上の「五大閣」を目指します。

 

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 立石寺と聞いてピンと感じたと思いますが、そうあの芭蕉翁が詠んだ「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」の舞台になった場所であります。この横には河合曽良の石像もあります。

 

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 ここから登山道。拝観料が必要です。

あとK-S2の明瞭強調を試用しています。雪ばかりですと白で飽和した画像になるので、しっかりメリハリをつけることができます。DA16-85mmのシャープネスさと組み合わせばキリキリな画を量産できます。

 

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 頂上へは30分ほどで到着できますが、この日は雪の日。階段部分は段数が多く、踏みならされた影響でツルツル滑ってしまいます。手すりにしっかりつかまらないと思いっきり転んで滑落するので注意が必要。ちなみに手すり用の軍手はレンタル可。できるだけ雪の多いところを選んで、滑らないようにしました。

 

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 で、途中にあるこの大岩。「閑さや 岩にしみ入る~」のあの岩です。さすがに蝉はいそうにありませんが、この厳しい姿はお見事の一言に限ります。

 

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 ようやく頂上につきました。遠くまで一面の雪化粧。左の屋根ではこれを撮る直前に雪崩を起こしてました。屋根裏にブラブラいると屋根からの雪に直撃する恐れがあります。危険。

私もこの雪崩に遭いかけました。その際はからがら走って逃げてギリギリで避け、「危なかったね~」と近くにいた方から拍手をいただきました。

 

五大閣

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 今回のメインディッシュ。立石寺より大パノラマの雪風景を眺められます。

明瞭強調でクッキリハッキリ。K-S2で良かったな、と思える瞬間です。

 

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 広角側で切ろうか、テレで切ろうか...ここまで広大な風景だと迷ってしまいます。もう無我夢中でシャッターを切るほかありません。

 

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 壁一面に貼られているお札が気になります。

 

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 帰り際の降りる時が登るより危険です。「行きはよいよい、帰りはこわい」と言ったものです。行きより地面は踏みならされ、ツルッツル極まりないので、もう手すり伝いに滑り気味に行くしかありません。

中には開き直って滑り台のように降りていく方も...追突の危険アリ。先頭にライダーキック!となったら大変ですし。かくいう私も滑り過ぎて若いリア充ご一行に追突しかけましたが...

昼ごはん

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 駅前のお食事処で休憩。まずは前菜に、名物「玉こんにゃく」。醤油の小しょっぱい風味が合います。

 

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 そしてジャン!「最上早生 十割板そば」。40cmも長さがあろうかという木枠に入ったこのおそばは、口に運んだ瞬間にそばのガツンとした風味を味わえる、大変魅力的なものです。「これだ!」と言えるような、好みドンピシャのものでした。

 

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 おっと、天ぷらもしっかりつけてあります。旨いそばに旨い天ぷら、幸せこの上ない瞬間です。DA16-85mmのクリアな描写も光ります。

 

不気味な仙台青葉城

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 最後は仙台に寄って、名所の青葉城へ行ってみようと思っていたのですが、予想に反してほとんど人が来ません。東西線国際センター駅から歩いても人の気配は少なく、ちょっと心もとない感じ。都市で誰もいないというのは、秘境駅で一人佇むより不気味なものです。

 

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 それはともかく、伊達政宗公とご対面。K-S2の高感度耐性のお蔭でISO3200でもシャープネスさを失うことなく、きっちり政宗公も写っております。

 

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 綺麗なライトアップ...と思いきや、なんとすぐ横にライトが置いてあるではありませんか。このキラキラ光るニクい奴、マゼンタを基調に色をくるくる変化させてます。こうすると政宗公もちょっと間抜けな感じでカワイイです。

 

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 たまにジョギングの方が通りかかる以外、辺りに人はおりません。空にはカラスの群れがしきりに鳴き、何だか物々しい雰囲気が漂います。それでも雰囲気に臆することなく、ひたすらシャッターを切ります。

 

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 すっかり夜になり、政宗公も良い感じに浮き上がるように写ります。

 

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 実は石垣もライトアップされてます。シャッタースピード稼ぎが難しい中、K-S2のSRが効いてくれるおかげでブレることなく撮影できます。

また来よう!

 

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 最後は仙台ということで牛タンで締めです。ごちそうさま!

今回の旅はこれで以上になります。総括すれば、DA16-85mmの威力を遺憾なく発揮できた、素晴らしい二日間でした。絞ればシャープかつクリアで風景にピッタリですし、食事もクオーターマクロな撮影倍率のお蔭でかなり寄れます。

しかも防滴機構なので雪に多少降られようとも平気な素敵仕様。この旅を通じて、私はますますこのレンズに惚れこんでしまいました。これからもずっと、「メインウェポン」として愛用したいと思います。

 

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完。