DA★55mm F1.4 SDMをレンタルして浅草散歩
ここ一週間は新宿のリコーイメージングスクエアにお邪魔してはレンズをレンタルして楽しむ、という遊びをしています。先週はFA31 limitedをレンタルして六義園に行ったのですが、今週はDA単焦点として名高いDA★55mm F1.4 SDMを拝借して浅草まで行ってきました。
フードが非常に大きくアンバランスという噂を聞いてましたが、K-S2に装着するとこの通り、思ったよりもバランスが良いです。むしろいかにも本格的なポートレンズっぽくてとても似合います。
浅草散歩へ
浅草橋駅から歩いて数十分、ようやく浅草雷門に到着。辺りは観光客で大賑わいし、なかなか写真が撮れないなかでようやくDA★55mmで撮影に成功。55mmという画角は見たままをファインダー越しに覗いているようで楽しいです。一方であまり使い慣れない画角なのでどれをどう撮ればいいのか、ちっともわかりません。
仲見世は肩が当たるほど大混雑しています。ところで「賀正」とありますが、まだ正月までほど遠いのに何故あるんでしょうか?外国人向け?
仏教には詳しくないので何ともなのですが、こちらは二尊像というそうです。仲見世を突き当たって宝蔵門に行って右へ行くと出会えます。
すごくシャープでキレキレです。これがDA★55mmの力か!
この二尊像の傍らにあるのがこの母子像。赤い毛糸のニットがかぶせられて心なしか暖かそうにしています。
赤ん坊のほうも穏やかな顔をして気持ちよさそうです。
この三像を拝んだ後はいよいよ本堂に参拝。
こちらはDA★55mmだと全景が収まらないので「メインウェポン」ことDA16-85mmを広角側で使用。こちらも十分な解像度で十分戦える!
でもさすがDA★55mm、そのさらに上をいくキレキレ度を見せつけます。撮っている最中はそうでもないかな?と思ったのですが家に帰るとその切れ味に驚かされます。Exifを表示できるようにしたところ、どうやらDA★55mmの画角でなくメインウェポンでズームして撮っていたようなので訂正します。メインウェポンも物凄いシャープさを誇るということで。
屋台で見かけたもの
この名は「ベニズワイガニ棒」一本500円也。何かというと、ズワイガニと「高級白身魚」を練り合わせてカニ脚風にしたそうです。しかし屋台の価格設定はインフレ状態で独り身にとってはほとんど手が出せません。
某ファミリーレストランで「飯テロ」の練習
某イタリアファミレスでチョリソーとピザとハンバーグを頼み、DA★55mmに飯テロしてもらおうかと思ったのですが、ピントが全然合わず、かつ暗い写真ばかりになって本当に難しい!しかも早く食べないと冷めてしまうので撮影は極めてスピーディにしなければなりません。Twitterの飯テロ投稿は本当に難しいことをペロッとするのですごいです。
ハンバーグもおいしそうに見えるでしょうか?ピント合わせも難しいですしホワイトバランスにも気を使わないといけません。変な設定にすると全体が青みがかって一気にマズく写ってしまいますから。
最後は夜景撮影にも挑戦
DA★55mmはF1.4という明るさもあり、結構夜景撮影にも向いているのではと思います。ということでリコーイメージングストアに戻る際にイルミネーションを撮ってみました。
F1.4ということで大幅にぼかせることを生かし、頑張って撮ってみました。かなり被写界深度が薄いので少しミスしただけでピンボケが量産されてしまいます。一方で大きな丸ボケが作れるのでイルミネーションも良い感じに写ります。
『光の蛇』というタイトルがピッタリです。今回はDA★55mmにすごく助けてもらいました。
DA★55mmの感想
先週のFA31 limitedと比べて安定している、という印象を受けました。DAはもともとシャープで癖が無いのが特徴らしいのですが、DA★55mmはDAを究極にした感じのレンズかなと思います。
メインウェポンもシャープさや安定さには定評があるのですが、DA★55mmは安定性を下げてその分キレキレ度に配分した感じです。いやキレキレ度はPCで見ればすぐわかるぐらいに素晴らしいです。何気ない写真もキレキレシャープで本当に驚かされます。レンズはプラシーボかと正直見ていたのですが、いい意味で裏切られました。
FA31と異なり、こちらはすぐその怪物性が分かる様な気がします。一方でFA31は使い込めば使い込むほどその怪物っぷりに気づくような。
DA★55mmは全く買えない値段というわけではないのですが、今買うと財布が火の車になるので購入するかどうかは全く見通しが立っていません。しばらくは他のレンズを見ながらじっくり資金が貯まるのを待ちたいと思います。